肛門科受診1
灼熱の太陽が肌をじりじりと焦がした3年前のあの夏。
同じようにじりじりと焦げるような痛みをともなう尻を引っさげて、私は肛門科のドアを叩いた。
私が向かったのは、手術も入院もできる中規模病院。
建物は古めかしいが、個人院にしてはかなりの大きさ。
そして、年間かなりの数の手術をこなすらしく、腕はバッチリとの口コミで大評判の病院だった。
そのため駐車場にはひっきりなしに車がバンバン入っていく。
いい病院だ…と心の底から安心したのだった。(←注 まだ何もしていない)
で、とりあえず受付を済ませて待つこと15分。
「rocoさ〜ん」
ベテランらしい看護師さんが私の名を呼んだ。
ドキドキしながら入るとこぢんまりした診察室に小さなベッド。。。
ベテラン看護師さんが
「した全部脱いでタオルを腰から下にかけて待っててくださいね〜」と指示を出す。
私はすぐさま言われた通りにした。
すると、脱いで横になった瞬間、間髪入れず先生が現れた。
「はい今日はどうされました〜?」
優しい笑みをたたえた初老の先生だった。
私はカクカクシカジカ話すと先生、
「じゃあ中を触診するね〜」
とさくさく準備を始めた。
あぁ、私のイボがついに日の元にさらされるのか…とチョット恥ずかしくもなったが、次の瞬間、その恥ずかしさはぶっ飛んだ。
ずぼっ
「〜〜〜‼️‼️‼️‼️」
指強く入れすぎ‼️‼️‼️
んで「ん〜…」などと言いながらこねくり回す‼️‼️‼️
い゛だーーーーーーーい゛ーーーーーーー( º言º; )
痛みで思わず吐きそうになる。
もう吐き気と痛みでギブしようかと思った瞬間、先生は指を抜いて、
「すごい!大きいのが3つもあったよ!」
と子どものように声を弾ませた。
地獄の責め苦にも終え、褒められた(?)私は、肩で息をしながらその言葉に何故か微笑んでいた…らしい。看護師さん曰く、、、
んで、そそくさと支度をしてこれからどう治療をしていくのかを相談する事になった。
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