生きること
母の病気と自分の病気が重なり、とてもじゃないけれど普通の精神状態ではいられないは日々です。
私のは命に関わることはないけれど、やっぱり体を切って病巣を取り出すって相当だよ。
母の今後についての話もつい先日ありましたが、肝臓にも転移(リンパにいっていなくても転移とはっきり言われました。)していたガンは4センチ。
これを抗がん剤で小さくしていきたいとのことでした。
術後あんなに弱った体にまだ無理をさせたりしなくてはならないのかと思うと、胸が苦しくなんとも言えない気持ちになります。
だけど、抗がん剤(合うかどうかはわからない)をしない、手術をしないという選択をすれば、母はもう次の誕生日を迎えられないでしょう。
父はそんな母を励まそうと頑張れと言うけれど、見当違いの励ましなことに気づいて欲しい。
あの苦しそうなしんどそうな表情を見て、よく励ます気になるなと思いました。
でも多分それが父なりの母を思っての愛情表情なんでしょう。
まだ一緒にいたい、母と行きたい、母に生きて欲しいんです。
父は若い頃は身勝手で、家族もずいぶん振り回されたんですが、こんな父にも人らしい心がちゃんとあったのかと思うと少し不思議な気持ちになりました。
ちなみに、父は担当医に即刻「頑張れとは言わなくていい」と頑張れ禁止令を出されてましたが。笑
母ですが、いったん退院した事でかなり元気になった様子でした。
帰宅を楽しみにしていたみたい。
しばらくは父と2人の時間をゆっくりと過ごして欲しいです。