やっぱり…
突然我が身に襲い掛かった突発性難聴だったが、体を休めど治る気配がないまま診断書に書かれた2週間が過ぎようとしていた。
職場からは時折電話があるものの、寝ても立っても目が回る。
左の聴覚はまだ回復していない。
家事も最低限休みながら。
まして車の運転など…
このように調子が良くなってきたなどと間違っても言えるような状況ではなかった。
とは言え、現場は人手が足りていない。
電話越しにも一日も早く出勤して欲しいのが伝わってきていた。
それはそうだ。
私が退職しない以上そこには新たに人を入れられないのだ。
毎日祈るような気持ちで回復を待っていたが、休暇3週間目に突入した時、私は決意した。
もう迷惑をかけられない。
私は、退職を決意した。
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